FX初心者の心構え


FXなどの投資取引をはじめようと思っている、もしくは始めたばかりだ、という人にとって、やはり魅力的なのは、利益を掴むことではないでしょうか。
資金を作りだし、それを投資して通貨を買い、為替レートの変動を待ちながら値が上がるのを目の当たりにし、そしてそれを売って利益を確定させた瞬間。自分の投資した金額が、数日や数時間、場合によっては数分、数秒で何倍にもなって手元に戻ってくるという事は、投資取引の最大の魅力なのだと思います。
しかしもちろん、利益を掴む時もあれば、損失を背負ってしまう時もあります。
とくにFXは、取引業者に預けた証拠金を元手に信用取引を行い、レバレッジという仕組みを使って、元の資金の何十倍もの通貨を運用できる仕組みがあります。
例えばこのレバレッジを10倍で使えば、1万円の資金で10万円分の取り引きを行うことができるので、その利益も10倍になるのですが、万が一、損失の方向に為替レートが動いてしまったらば、その損失も10倍になってしまいます。
実は、FXのような投資取引では、常にこのような損失、つまりリスクを頭の中に入れて行動をしなくてはならないのです。

しかしながら、まだ経験が浅いうちには、どうしても利益を掴んだ時のイメージが強くなってしまうものです。
先ほどのレバレッジの話で言えば、最初に買った時よりもまだ利益があり、為替レートが損失の方向に動き始めて少し値が下がった時に売ってしまえば、少々の利益が見込めたでしょう。
もしくは、最初に買った時の値に戻った時にあきらめて、売り注文を出しておけばプラスマイナスゼロか、もしくはせいぜい手数料の損失で済んだかもしれません。
しかし、利益が上がった時のイメージや、一度大きく利益を掴んだ時のイメージがあると、こうした決断はなかなかできません。
いつか必ず利益を得られるんだという考えに捕らわれてしまい、どんどんと為替レートが悪い方向に進んでいっても、こう少し待ってみたら上がっていくだろう、今は負けたけれど次は勝てるだろうという具合になってしまい、最終的には取り返しのつかない損失を自らに招いてしまうのです。
では、こうした事を防ぐにはどうしたらいいでしょう。

まずは自分の心の状態を冷静に見る機会をつくる、ヒートアップしてしまった自分をリセットできる仕組みを予め作っておくのが効果的だと思います。
これには、さまざまな方法があると思いますが、例えば自分の投資資金を10等分に小分けにしておいてから投資を行い、その10等分の1つを使い切った時点で、一度その投資から抜けてしまうのです。
そうして、しっかりと心に冷静さを取り戻し、その1つを使い切った時点での自分の投資のスタイルを見直して改善してから、次の投資をしていくようにしていけば、使い切っていく毎に、弱点をつぶしていけることになります。
このような仕組みを自分なりに持っておけば、定期的に気持ちを落ち着けつつ投資の知識や技術も高められますし、もし、そのまま利益が増えていくようであれば、その投資スタイルは良い方向になっているという証しにもなるのです。